あきぞらです。
ぼくは、SIerという業態の会社に勤めていたことがあります。
新卒で入社してキラキラ感があり、もちろんやる気もありました。
しかしいつの間にか、このSIerという業態での仕事がツマラナイと思うようになってしまいました。
これはなぜだったのか、ふり返ってみたいと思います。
もちろん、すべてのSIerの会社での業務がつまらないというわけではないです。
「楽しい」・「やりがいがある」と感じる人ももちろんいらっしゃいます。
ただ、やはりつまらないと感じる原因は多くあります。
今回はその原因について、見ていきます。
プログラミングをしている時間が短い

これが一番の原因かもしれません。
SIerの業務というのは、プログラミングをする時間がとても少ないです。
SIer(システム開発)という業態では、プログラミングをすることは業務の2~3割くらいしか占めません。
実際プログラミング以外でどんなことをするのかというと、
以下のようなことを業務として行います。
- お客さんとミーティングをする
- お客さんにシステムの説明をする資料を作る
- 設計書やプロジェクトの資料を作る
- 派遣やフリーランスの人に指示を出す
- システムのテストやメンテナンスなど
設計者や資料をつくる仕事はどうしても「作業」になり、つまらなくなりがちです。
使っている技術が古い

ぼくがSIerに勤めていた当時のお客さんは、とてもおカタイ業種の会社でした。
ぼくは、すでに動いているシステムの保守や、新機能の開発をやっていました。
しかし、使っていた技術がとても古いものでした。
古い技術だと、予想もしないようなバグに悩まされることもありますし、
仕事をしていて自分のスキルが上がっているという実感も少ないです。
「技術が古い」というのは、例えばこんな感じです。
- メジャーではないプログラミング言語を使っている
- プログラミング言語のバージョンが古い
- OSのバージョンが古い
- 人間の手でシステムをリリースする
- バージョン管理システムが古い
こういう環境だと、「エンジニア」としてはやっぱりツマラナイと思ってしまいますよね。
顧客にふり回される
SIerのお客さんは、オカタイ企業が多いです。
そのため、古い考え方や進め方で仕事をしていることが多いです。
お客さんの組織内のゴタゴタや、承認スピードの遅さにふり回されます。
要件も会議で定まったのに、急にひっくり返ったり。
なかなか契約まで結びつかなかったり。
そもそも何をしたいか顧客自身が分かってなかったり。
顧客の仕事によって左右される部分が大きいです。
うまく物事が進まなかったり、スピード感が得られなことがあります。
まとめ
以下、システム開発(SIer)がつまならない原因をまとめてみます。
- プログラミングをする時間が少ない。
- 使っている技術が古く、スキルアップできない。
- 顧客にふり回されがち。
もちろんすべてのシステム開発の仕事がつまらない訳じゃないですし、
これからも日本のIT化を推進していくのは、大手のSIerだと思っています。
ぼくは、自分自身の技術でお客さんに貢献したいと思ったのでWebエンジニアに転向しました。
どういう道であれ、楽しく仕事ができれば良いと思います。
では、また。